Framatome社、PolyWorks|Inspector™の活用で三次元測定プロセスを最適化
フランス、ジュモンの生産拠点では、汎用性の高いPolyWorks|Inspectorを導入したことにより三次元測定の効率が向上しています。
1970年以来、Framatome社のジュモンの生産拠点では、原子力発電所の重要なコンポーネントの設計、製造、保守に特化してきました。
製造される主なコンポーネントには、原子炉内の一次流体の循環を確保する一次モトポンプ群 (GMPP) と、原子炉の出力を調整する燃料集合体制御メカニズム (MCG) が含まれます。これらのコンポーネントは原子炉の安全性を保つのに不可欠です。
課題
計測担当者は、Leitz、Zeiss、Mitutoyoなど複数のメーカーの、多関節アーム、3Dスキャナー、CMMなど、さまざまなタイプの測定機を使用しています。オペレーターの柔軟性を高め、検査時間を大幅に短縮するために、Framatome社では、すべての測定機を1つのソフトウェアで統合することにしました。
あらゆるタイプの三次元測定機器との互換性、プログラミングの容易さ、マシン間でのプログラムのシームレスな転送機能により、PolyWorks|Inspectorが選ばれました。
「私たちはこのソフトウェアの多用途性に感銘を受けました。こういうソリューションを求めていたからです。」
Pascal Huriaux氏、Framatome社のジュモン拠点の操作および制御技術者

解決策
数年前に導入されたPolyWorks|Inspectorは、操作を単一プラットフォームに集中し、生産時間とコストを削減しました。PolyWorks|Inspectorは当初、Hexagonアームなどのポータブル測定機と共に使用されていましたが、後にCMMでも使用されるようになりました。 その使いやすさが計測部門の支持を得たのです。最近では、デジタル手動測定器を使用したデモンストレーションで、PolyWorksの多用途性を再認識し、 チームはその技法を標準化し、ライセンスを追加購入しました。
Framatome社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みの一環として、PolyWorks|DataLoop™の導入も検討しています。PolyWorks|DataLoopを導入すると、検索エンジンを使用して、PolyWorks|Inspectorで測定したデータにスピーディにアクセスできるようになり、チーム内でのデータの管理と共有がスムーズになります。